インラインスケートやスキーの撮影用に360度カメラのInsta360X3を購入して使ってみた

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インラインスケートやスキーの滑走において、自分の様子を撮影するために360度カメラを購入することにしました。

いろいろ調べた結果、Insta360 X3が性能的にもよさそうということで、シルバーウィークのセールに合わせて購入しました。

製品の外観とともにインラインスケートの滑走で使ってみた動画を合わせて記録しておきます。

360度カメラの購入を検討

私はインラインスケートにしろスキーにしろ、基本的に1人で行っています。せっかく趣味で活動しているので、自分の滑走の様子を記録して改善につなげたり、将来年を取った時に過去を懐かしむたりするために動画を残すことを考え始めました。

その場合は360度カメラを利用して自撮りする形が都合がよさそうであり、最近の製品はかなり手振れ補正も利くようなので、試しに購入してみることにしました。アクションカメラであれば多くの製品が存在するようですが、360度カメラだと実質的にInsta360一択というような印象です。

Insta360だと一体型のX3やモジュール式のONE RSが候補に挙がり、使い勝手の良さとしてはX3の方がよさそうです。ONE RSは360度レンズor通常レンズの付け替えが可能なので場面に応じた使い分けはできるようですが、スキー利用も想定しているのでモジュール式による浸水リスクも踏まえてInsta360X3を選択することにしました。

購入した製品

Insta360公式ストアでのシルバーウィークセールでの購入により、X3本体が5%Off、アクセサリが10%Offとなり多少割引があった上で購入しています。

  • X3 本体: 68000→64600円
  • X3 粘着式レンズガード: 3500→3150円
  • X3 レンズキャップ: 1500→1350円
  • X3 スクリーンプロテクター: 2240→2016円
  • 114cm 見えない自撮り棒: 4500→4050円
  • X3 バッテリー: 6200→5580円
  • スキー撮影セット: 7800→7020円
    • チェストストラップ、ヘルメット延長ロッド、フレキシブル粘着マウント、マウントパーツが付属
  • insta360 care: 6800円
  • 合計: 94566円

なお、MicroSDカードは別途Transcendのビデオ向けのものを購入しました。

  • Transcend TS256GUSD300S: 2280円
    • 256GB Class10 UHS-I U3 V30 A1
    • 5年保証
    • シーケンシャルリード/ライト: 100/40MB/s
    • 動作環境温度: -25°C~85°C

また、Insta360製品を安く購入する方法については以下の記事にまとめています。

中国からの発送と到着まで

Insta360公式ストアでの注文によって、製品は中国から発送されてきます。Fedexによる運送(国内は日本郵政委託)で注文から6日くらいで到着しました。

なお、Fedexで表示されていた到着予定日の3日前に到着しましたので驚きました。中国からの発想ではありますが、かなり到着は早かったです。

Insta360X3とアクセサリの外観

それぞれ箱に入った状態で届きます。

Insta360X3本体

X3本体の他、レンズクリーナー、ソフトケース、USBケーブルが付属しています。

ソフトケースはかなりギリギリなサイズで、レンズ保護キャップを付けた場合は入れることはできません。

本体下部に三脚穴があるので、これを自撮り棒などに接続していくことになります。

充電は蓋を外してUSB-Cで行い、バッテリーを取り外してMicroSDを入れることができます。

バッテリーについてはバッテリー自体が蓋を兼ねている形です。

本体側面の反対側にはマイクなどのアダプターの接続端子、電源ボタン、クイックボタンがあります。

予備バッテリー

360度カメラということで、撮影時間を延ばすために予備バッテリーも必須だろうということで購入しました。

予備バッテリーはハードケースが一緒に付属しています。

この蓋にはMicroSDカードを取り付けることができるので、予備のMicroSDカードと一緒に持ち運ぶことができそうです。

スクリーンプロテクター

スポーツ撮影用途に購入したこともあり、スクリーンプロテクターも一緒に購入しています。

プロテクター取り付けキットが付属していますが、大分取り付けは難しいかと思います。

私は何回か挑戦しましたが、結局空気が入ることは避けられず諦めました。これはプロテクターが側面側で弧を描いているためで、ピッタリ合わせられないと隙間に空気が入ってしまうようです。

粘着式レンズガード

360度カメラはレンズが突き出しているので、保護用にレンズガードも購入しています。

硬い樹脂製のレンズガードは前後があるので注意して接着します。FrontがIn側、RearがOut側なのでちょっと混乱しました。合わせて本体設定でレンズガード着用として設定しておきます。

側面からみると以下のようになっています。もとのレンズ以上に突き出した形になります。

レンズキャップ

レンズガードを取り付けても装着可能なレンズキャップを購入しました。

基本的にはレンズキャップを装着したまま持ち運ぶことになりそうです。取り付けたまま充電も可能なので、使わないときのレンズ保護は十分にできそうです。

114cm見えない自撮り棒

Insta360の売りである114cm見えない自撮り棒も購入しました。これを取り付けて撮影すれば画像処理によって自撮り棒が動画から消えてくれるというもので、非常にありがたいアクセサリです。

最短まで縮めた状態が以下になります。

伸長させると以下のようになります。伸長時の固定は摩擦で行っているようで、特にねじなどで固定はしません。インラインスケートで滑走する程度の振動ではこれが緩んで短くなったりすることはなかったです。

自撮り棒には本体下部の三脚穴で固定します。

スキー撮影セット

チェストストラップ、ヘルメット延長ロッド、フレキシブル粘着マウント、マウントパーツが付属しています。昨年まではストックマウントが付属していたようですが、今年からのモデルではなくなっています。

チェストストラップにX3を取り付けて見ると以下のようになります。X3は縦向きの設置で、横向きに取り付けたいなら別途アクセサリを購入する必要があります。

フレキシブル粘着マウントはヘルメットに接着するためのもので、主観視点での撮影に使えそうです。

延長ポールを接続してみると以下のようになります。X3の向きをかなり自由に設定できるので、ヘルメットに取りつけた後に色々調整ができそうです。

インラインスケートの撮影で使ってみた

114cm自撮り棒にInsta360X3を接続してフル延長して肩に担いで撮影してきました。

こういった撮影ではスケーティングは斜め上空から見下ろしている感じになります。全身を映そうとすると、周りの景色が大分広角感が出ていますね。さらに長い自撮り棒もあるので、より遠方から取りたいならそういったアクセサリも検討するとよさそうです。そういった意味ではバックパックマウントも結局は全身映すには微妙なのかもしれません。

また、114cm自撮り棒は肩に担ぐ際にも寝かせ気味に持っておいたほうがよさそうです。斜め上にX3本体が行ってしまうと、動画で坂がよくわからなくなっています。

インラインスケートでの利用ということで風切り音は結構すごいのですが、Insta360Studioのノイズ低減で結構防ぐことができます。多少残るので気になるならさらに修正なり別のマイク使うなりが必要そうです。

Deep追跡については滑走で左右に振れる関係から微妙です。自身を対象にすると動画が左右に振動して安定しないので、手動で調整する必要があります。適当な間隔でキーフレーム追加しつつ違和感ないように調整してやればよさそうです。

排熱については26℃の環境下で20分くらいの撮影でも結構本体が熱くなりました。連続撮影制限が30分なので、水分休憩などをとるごとに適宜撮影を区切っておいたほうがよさそうです。

今回は30分を20分+10分で分けて撮影しました。総容量は25GBでした。

撮影した動画

インラインスケートの滑走時に、Insta360X3に114cmの見えない自撮り棒を使って肩に担いで撮影しています。

簡単にInsta360Studioで動画を切り出しているのですが、動画に振動はほどんどありません。しっかり手振れ補正が利いているようです。

Insta360Studioで風切り音はある程度減らすことができますが、完全に消すことはできないのでこれが気になる方はさらなる編集なり、音を別撮りするなり考える必要がありそうです。

以下の記事での滑走を動画化しています。

撮影してみた感想

今回はInsta360X3と周辺アクセサリを購入してインラインスケートの自身の滑走の様子の撮影に使ってみました。

動画自体は手振れはほとんどなく、自撮り棒も消えた満足できるものが撮影できました。これが1人で手軽に撮影できるというのは技術の進歩を感じますね。

ただ、インラインスケートは左右に体が振られる関係上、Deep追跡で手軽に動画を作るのは難しそうで、視点を適宜手動で調整する必要がありました。

撮影自体は超手軽で、あとの編集がちょっと手間という感じでしょうか。とはいえ慣れれば今回の動画時間30分だと1時間程度で編集はできそうです。

自撮り棒以外にもヘルメット・チェストマウントや、スキーでの利用なども今後行っていきたいと思います。

まとめ

  • インラインスケートやスキーで自分を撮影するために360度カメラを購入
  • ONE RSと比較の上、シルバーウィークセールに合わせてInsta360X3を選択
  • 実際に撮影してみたが、振動もほとんど消えていていい感じ