Zabbixで虎徹MarkIIとUCTB14Pの効果検証1
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先日自作LinuxPCに増設したCPUクーラーのScythe 虎徹MarkII(SCKTT-2000)、ケースファンのENERMAX T.B.Silence PWM UCTB14Pの効果をZabbixで確認します。
今回は簡易確認として、2日分の稼働データと交換前の5日分の合計7日間のデータを比較します。
今回の検証の目的
CPUクーラーをリテールクーラーから虎徹MarkIIに変更し、ケースファンを前面・背面1基ずつの状態にUCTB14Pを前面に1基追加した際の冷却効果の確認を目的とします。
対象の環境
以下の記事で作成したLinux自作PCが今回の検証環境です。
- CPU: i3 7100
- CPU cooler: Scythe 虎徹MarkII SCKTT-2000
- GPU: EVGA GTX1070 FTW2 iCX
- MB: MSI H270 PC Mate
- Mem: CFD Crucial W4U2400CM-8G DDR4-2400 8GBx2
- Case: Fractal Design Define C
- ENERMAX T.B.Silence PWM UCTB14P: 1基増設
- HDD: WD Red WD20EFRX
- Power: Corsair CMPSU650HXJP
2日分のCPU・GPUの負荷の確認
以前、3か月分の稼働データをZabbixで取得しました。
今回も同様に、CPUとGPUの負荷をZabbixで取得し以下のグラフに示します。
CPUクーラーとケースファンを増設してからの2日分のデータと、増設前の5日分のデータが同時に示されています。
あくまで2日分の稼働データでしかないので、正確な効果の検証はもう少しデータがたまってからすべきでしょうが、今回は簡易確認ということで。
データを見る限りでは、CPUの温度については明らかに下がっています。
増設前はCPU温度は45℃前後だったのが、交換後は37℃前後とかなり下がっています。4/2に温度が一瞬上がっているのはClamAVの定期スキャンによるものでしょう。
まだ断言はできませんが、CPUクーラーの冷却効果は大いにあったといえそうです。
GPUの負荷と温度についてはほとんど変化はなさそうです。ケースファンの増設で吸気量が増えたことでGPUのファン速度も多少減るかと考えていましたが、少し期待外れです。
このケースファン増設の効果が今後出てくるとするなら、室温が上がった夏場なのでしょうか。夏になったらまた確認してみましょう。
今後
今回は2日分のデータを使った簡易比較でした。
これから暫くこの環境でCPUとGPUの温度・負荷のデータ取得を続け、少なくとも1か月のデータをこれまでの3か月分のデータと比較することにします。
まとめ
- CPUクーラーの虎徹MarkIIとケースファンのUCTB14Pの増設効果を確認
- Zabbixで2日分のCPUとGPUの温度・負荷を確認
- 増設前の5日分のデータと比較
- CPUの温度は45℃→37℃と明らかに下がった
- GPUの温度、ファン速度は大差なし
- 今後もデータの取得は続け、また比較する