美術館・博物館用にPentax Papilio II 6.5x21を購入しました。

目が悪い私でもしっかり展示物をみるために大活躍してくれることを期待してます。

既に所持しているVixenの単眼鏡や、同じく美術館でも使えそうなVixen at4 M4と比較して購入を決定しましたので、その経緯を記録しておきます。

美術館・博物館用の単眼鏡を6年利用した感想

私は6年前にVixenの4倍単眼鏡マルチモノキュラー4x12を購入して使用しています。

この単眼鏡はコンパクトなので、常にバッグの中に入れておいて時折活躍しています。

美術館・博物館で展示物の細かいところを見たりするだけでなく、会社やセミナーなどで遠方のスクリーンを見たりと意外と活躍の機会があります。

特に美術館・博物館では片手で保持してもう片手でピントを調整するのですが、ピント調整がスムーズなので、展示物との距離が頻繁に変わる場では、このピントの調整のしやすさが役立ちます。

一方で片目で見続けることもあってか、どうしても目が疲れます。これを両眼で見れる美術館用の双眼鏡に変えれば、目の負担軽く立体的に展示物が見えるのではないかと考えました。

美術館・博物館用の双眼鏡調査

そんなわけで美術館・博物館用の双眼鏡を調べていたのですが、思ったほど数が存在しないようです。

分類としてはマクロ双眼鏡、美術館・博物館用双眼鏡となるのでしょうか。

展示物を見る事を考えると、必要な条件は以下の通りかと思います。

  • 倍率4~6倍程度: 大きすぎても逆に展示物が見づらい
  • 最短焦点距離: 0.5m程度
  • アイレリーフ15mm以上: 眼鏡ユーザー向け

特に最短焦点距離が重要で、これが遠いと展示物に焦点が合いません。

この条件で調べると、ヒットするのはPentax Papilio II 6.5x21とVixen at4 M4の2つになるかと思います。

Vixenのat6はアイレリーフが12mmで眼鏡ユーザーは使えず除外してます。Pentax Papilio IIには倍率8倍のモデルもありますが、こちらは倍率が大きすぎるので除外しています。

このほかにもう1つ別の双眼鏡もありましたが、お値段が倍以上していたので候補から除外しました。

Pentax Papilio II 6.5x21とVixen at4 M4の比較

現在所持する単眼鏡と合わせて主なスペックを比較したのが以下になります。

メーカー Pentax Vixen Vixen
製品名 PAPILIO II 6.5×21 at4 M4x18 単眼鏡H4x12
倍率 6.5 4 4
対物レンズ径 21mm 18mm 12mm
アイレリーフ 15mm 18mm 15mm
実視界 7.5° 9.2° 11.5°
ひとみ径 3.2mm 4.5mm 3.0mm
明るさ 10.2 20.3 9
最短焦点距離 0.5m 0.55m 0.2m
質量 290g 145g 49g
マルチコート
防水 × × ×
眼鏡
三脚 × ×
寄り目機能 × ×

実売価格はいずれも1万円前後で、Papilioの方がやや高いです。

主な違いは、倍率の他にはPapilioの方が倍以上重く、at4には寄り目補正がないことでしょうか。

Pentaxの正式名称は輻輳補正となっており、公式サイトに次のような記述があります。

Papilio(パピリオ)シリーズには、対象物へのピント合わせと連動して、対物レンズが中央に寄る「輻輳(ふくそう)補正」機構を採用。近くを見る場合でも左右の視野がほぼ一致するので、マクロ観察が楽に行えます。

他に細かな違いはありますが、重さと寄り目機能の2つが大きなポイントとなりそうです。

Pentax Papilio II 6.5x21を選択

実際に量販店の店頭でPapilioIIとat4の比較を行った上でPentax Papilio II 6.5x21を購入することにしました。

両者を比較して気付いたのはPapilioのピント調節のしやすさです。

Papilio IIは非常にピント調節がスムーズにできることから、美術館・博物館で展示物ごとにピント調節を頻繁に行う状況を考えると使い勝手が良いように思えました。

at4の圧倒的軽さは魅力的ではありますが、私は既に単眼鏡を所持しています。

そのため軽さが欲しいなら単眼鏡を、しっかり見たいなら双眼鏡と使い分ければよいので、at4はPapilioIIと単眼鏡の中間に位置することになります。

そうなると中途半端になりそうだったので、重たくはありますが使い勝手を優先してPapilio IIを購入することにしました。

美術館・博物館に行く場合はPapilioII、日常生活や旅行などでは単眼鏡を持ち運ぶ形にして使い分けようと思います。

開封

外箱の外観です。マクロ双眼鏡のPapilioということで、蝶と虫眼鏡のロゴに0.5mが強調されてますね。

中には本体、説明書、ケース、ストラップベルトが入っています。

本体とストラップです。本体はラバーで覆われており持ちやすく滑りにくくなっていますが、加水分解的な寿命もありそうです。

対物レンズ側です。対物レンズの外側には一枚の保護ガラスがあり、ピント調節を行っても対物レンズがここを超えることはないようです。

接眼レンズ側です。こちらにはキャップがあり、キャップもストラップベルトへ通せるようになっています。

また、アイレリーフは回転させることで簡単に引き出せます。

下側です。三脚用の穴が開いています。

本体とストラップベルトのサイズ感はこんな感じです。ストラップはスライド式で簡単に取り付け可能です。

左右の視力が異なる人向けに視度調整が右側の接眼レンズのダイヤルで行えるようになっています。

ケースにしまった様子が以下です。ストラップは外に出す感じになりそうです。

今後

簡単にベランダからあちこちを見ながらピント調節をしてみました。

問題なくスムーズに調節できています。

また、この記事を記入している2022/11/08はちょうど皆既月食が起きています。

満月の最中は光が強いので双眼鏡を使うことは避けましたが、月食後の暗い月を見るのに使ってみました。

6.5倍なので少し拡大した状態を両目でみることが出来るので、視力の悪い私からするとなかなか新鮮です。

普段はカメラのファインダー越しで片目で見るか、撮った写真をスクリーンで見るだけですから。

残念ながら手ぶれもあるのではっきりと月が見えるわけではないですけど、双眼鏡を買った価値は十分にありそうです。

また美術館・博物館で利用してみて、使い勝手など確認していきたいと思います。

まとめ

  • 美術館・博物館用に双眼鏡を購入
  • Pentax Papilio IIとVixen at4を比較
  • 単眼鏡との使い分け、ピント調節のしやすさでPapilio IIを選択
  • 月食でも使用し、今後美術館・博物館でも使う予定