先日のシンガポール滞在にていろいろ写真を撮りましたが、その中でカメラ内合成によるパノラマ写真ではなく、撮影した写真から自分でパノラマ写真を作ってみようと考えていました。

マーライオン公園から港挟んでシンガポールフライヤー、マリーナベイサンズの写真を撮るには画角が足りないこともあり、低速連射にて合成用の写真を撮りためていました。

本記事では、パノラマ写真合成用のフリーソフトであるHuginを使って合成を行ってみたので、その様子を記録しておきます。

パノラマ写真の合成用ソフト

フリーソフトでもHuginであったり、MicrosoftICEなどといったパノラマ写真の合成用ソフトウェアが色々あるようです。

今回はクロスプラットフォームソフトウェアであるHuginを利用することにしました。

他のソフトに比べて手動による微調整でかなりきれいに合成できる点が売りのようです。

Huginのインストール

公式サイトより最新版である2019.0をDLしてインストールしました。

チュートリアルは公式にもあるのですが、少し情報が古いようなので、他のサイトなどから情報を集める必要がありました。

利用した画像

下記の現地ツアーに参加してマーライオン公園からマーライオン、シンガポールフライヤー、マリーナベイサンズにかけて低速連射で撮影した22枚の写真を用意しました。

結論から書くと、この22枚の写真をすべて使う必要はなく、共通点がある8枚の写真を用いるだけでそれなりのパノラマ写真を合成することが出来ました。

Huginの利用手順

基本的に2つの画像のコントロールポイント(共通点)を5~6組選択→最適化を繰り返して合成していく流れになります。

コントロールポイントを自動生成→手動修正の繰り返しでやるのが多少の手間が省けて良いかもしれません。

自動生成アルゴリズムによっては上下反転とかしてしまうので注意が必要です。枚数が少ないのであれば全手動の方がいいかもしれないです。

手軽に合成するなら、ファストパノラマプレビューを立ち上げて以下の3ステップで実施できます。

  1. 画像を登録
  2. 配置
  3. パノラマを作成

ただし、自動検出だと結構雲や人といった動きのある点がコントロールポイントとして検出されてしまうので、コントロールポイントを手動で削除したり、別の建物を設定したりする必要があります。手動調整した場合は編集→最適化の実行を3の前に行います。

また、必要以上に多くの写真を繋ぐとコントロールポイントの調整が非常に手間です。ほどほどの共通点がある画像を並べるとよさそうです。 そういう意味では高速連射までして撮影する必要はなさそうです。

22枚合成による失敗例

こちらは利用枚数(22枚)が多すぎて建物などが2重になっています。おそらく雲など動いた点が共通点になってしまい、建物の位置がずれてしまったことが原因でしょう。ここから枚数を減らしてコントロールポイントの修正などを行っていきました。

7枚合成による成功例

マーライオン奥の橋のつなぎ目付近で建物が一部ずれている感じがあるが、手作業でコントロールポイントの削除・追加を行った暫定結果がこんな感じです。 納得いくまでの調整はなかなか大変そうです。 最終的な利用枚数は7枚でした。

注意点

コントロールポイントは自動だと結構空とか人とかが検出されてしまいます。 これが動いて建物がずれることが結構あるので、手作業で細かい修正が必要となります。 これらのコントロールポイントの削除と、建物のような動かないものへの再設定などが必須。

また、コントロールポイントは隣接する画像だけでなく、共通部がある画像に対してすべて行う必要があるため、枚数が増えるほど組み合わせ爆発で手間が膨大になっていきます。この組み合わせを減らすためには、ほどほどの共通点がある少ない数の画像を使うのがよさそうです。

合成がゆがんだりする場合はコントロールポイントの制御だけではなく、マスクで片方の領域を削ったりというテクニックも使う必要があります。

露出設定などいろいろ弄る項目も多いがその辺は今回はノータッチでした。

また、RAW画像をTIFFに変換すれば劣化少な目で編集もできそうだが、jpg編集でも結構重かったのでその辺りはマシンスペックと自身のモチベ次第かと思われます。 今回は初利用ということもあって、試行錯誤が多かったため、動作が重かったらまともに出来る気がしませんでした。

まとめ

  • パノラマ写真をHuginを用いて合成した
  • 自動検出だけでなく、手動による調整が必要
  • 特に動きのある人・雲が合成点になるとかなりブレる