東国三社(香取神宮、鹿島神宮、息栖神社)にバス・電車・タクシーを組み合わせて行ってきた
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7月末に香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の東国三社に行ってきました。
行った場所の写真やバス・電車・タクシーといった交通手段の組み合わせについて記録しておきます。
東国三社への訪問
以前伊勢神宮に行ったこともあり、日本三大神宮の残り2つである香取神宮、鹿島神宮に行ってみたいなと考えていました。
香取神宮、鹿島神宮は息栖神社と合わせて東国三社と言われており、千葉と茨城の利根川周辺に存在していることから、一度にこの3社を回ってみようと考えました。
ただ、結論から書くと自家用車orレンタカーや観光バスでないと一度に三社巡るのはちょっと辛そうな感じです。
私の場合は運転できないのでバスやタクシーを使っていきましたが、バスは本数が少なくタクシーもGoやDiDiの対象外エリアで電話呼び出しの必要があるなど利便性が微妙な感じです。
訪問順路
今回の訪問順序は以下のようになりました。
- JR佐原駅到着: 9:11
- 佐原駅9:20→香取神宮9:33: バス300円(現金)、Yahoo路線登録あり
- 香取神宮: 50分滞在
- 香取神宮10:24→鹿島神宮10:51: タクシー20分程度(7100円+高速370円)
- 鹿島神宮: 1時間滞在
- 昼食
- 鹿島神宮駅→息栖神社: タクシー20分程度(4070円)
- 息栖神社: 30分滞在
- 息栖神社13:46→小見川駅14:10: バス199円(suica)、Yahoo路線登録なし
- JR小見川出発: 14:37
バスや電車の待ち時間が長くなってしまうので、暑さ対策には十分気を付ける必要がありました。
香取神宮の訪問
まずはJR佐原駅から香取神宮行きのバスに乗ります。香取神宮は最寄り駅の香取駅から徒歩30分なので、暑い時期はバスor車が必須かと思われます。
佐原駅前にはガラルカモネギのポケふたが設置されていました。
香取神宮までのバスは香取市循環バス【休日周遊ルート】となり、1時間に1本程度出ています。
このバスは本数は少ないもののYahoo路線などに登録されているので、電車の乗り継ぎがいい時間を探して乗ることは出来ました。香取神宮での滞在時間も調整すれば帰りのJR佐原駅までのバスも乗れそうではあります。
香取神宮到着後、門前のお土産屋などを抜けて参道を歩いていくと総門があります。この日は雲一つない快晴でしたが、神社は木の影が多いので体感温度は多少マシでした。
更に進んで本殿です。鹿島神宮の本殿は修繕中なので、今回の訪問で一番大きな本殿となります。
こちらは奥宮になり、その途中経路に剣聖 飯塚長威斎の墓があります。日本武道の三大源流の1つである天真正伝香取神道流の創始者ですね。奥宮は伊勢神宮の遷宮時の木材が使われているとのことでした。
そして道を戻って別の道に進むと要石があります。名前に反して小さい印象を受けるのですが、どういった経緯で要石とされているのか気になるところです。ちなみに鹿島神宮の要石と合わせて凹凸が合うということです。
鹿島神宮へ
訪問に利用した香取市循環バス【休日周遊ルート】との時間が合えばJR佐原駅経由で75分程度で鹿島神宮まで行くことが出来るようです。(630円)
ただ、今回はバスの時間が合わず、次のバスが1時間以上先となったのでタクシーを利用することにしましたが、GoやDiDiなどの配車アプリは対象エリアではあるものの近場にタクシーがおらず、北総タクシーに電話をして配車を依頼することにしました。
香取神宮のバス停近くに公衆電話と北総タクシーの電話先(0478-52-4131)の記載がありました。これで鹿島神宮までの所要時間は20分ほどで、乗車料金7100円+高速370円となりました。ちなみに北総タクシーではクレジットカード利用可能でした。
鹿島神宮の訪問
香取神宮も大きな神社でしたが、鹿島神宮はさらに大きな神社になっています。
鹿島神宮では令和の大改修を行っており、現在は幣殿・拝殿が修理中です。この後に楼門の修理が控えているので、全て終わるのは2026年上旬以降となるようです。
楼門自体はまだ覆いがありませんが、左右には既に覆いが用意されていました。
こちらは修理中の幣殿で、一応礼拝はできます。修理後にまた来たいところです。
奥宮に行く途中に鹿園とさざれ石があります。国歌で言及のあるさざれ石は別の場所みたいですね。鹿園の方は鹿も大分暑そうでした。
奥宮です。こちらはその姿を見ることが出来ます。
奥宮の先に少し歩くと要石があります。香取神宮では凸型、ここ鹿島神宮では凹型となっており、大きさは同程度ですね。
御手洗池は非常に澄んだ池で、久しぶりに澄んだ池を見た気がします。この湧き水の場所には人が結構並んでいました。この湧き水を使ったパンも近くに売られていました。
昼食を鹿島神宮前のそば屋で済ませ、鹿島神宮駅まで歩いていきました。その途中に塚原卜伝像が設置されています。こちらは先述の天真正伝香取神道流などを学び、鹿島新當流を起こした剣聖の1人ですね。鹿島神宮周辺にはこのほか、鹿島アントラーズ関連の像なども置かれているので、ついでにこの2か所を回ってみるとよさそうです。
息栖神社へ
鹿島神宮駅から息栖神社には神栖市コミュニティバスが出ていますが、本数が少ない上にYahoo路線などでの記載がありません。神栖市コミュニティバスでは鹿島神宮駅・小見川駅の系統3で1日3本のバスが出ています。非常に本数が少ないので、これだけで鹿島神宮駅から息栖神社、息栖神社から小見川駅の移動をこなすのは難しいでしょう。息栖神社だけで2-3時間滞在というのは辛いでしょうし。
今回は次のバスまで大分時間がありそうだったので鹿島神宮駅からタクシーで息栖神社に行き、息栖神社からこのコミュニティバスで小見川駅まで移動してJRで帰宅することにしました。
ちなみにこれらのバス、タクシーについての案内はJR鹿島神宮駅の観光案内所で丁寧にご説明してもらえました。
タクシーは配車アプリの対象外エリアということで、駅前のタクシー乗り場で待機してました。配車依頼する場合は上記観光案内所で教えて貰うと良いでしょう。今回は5分程度待って次のタクシーが来たので配車を依頼せずそのまま乗り込みました。
所要時間は20分程度で、4070円でした。クレカ不可でPayPay支払い可能でしたが、鹿島神宮駅には4社タクシー会社が来るようなのでキャッシュレス対応はタクシー会社ごとに違いそうです。
息栖神社の訪問
東国三社の最後の1つです。他が神宮でここが神社ということで一番小さいです。
入口の二の鳥居の前が本来のコミュニティバスのバス停なのですが、現在は工事の関係で少し離れた場所に移動しているので注意です。幸い、場所については画像付きで掲示されているので迷うことはないでしょう。
神門です。相対的には小さいですが、しっかり保守管理されていますね。
社殿です。こちらは裏に回ることもでき、昔利用されていた礎石などを見ることが出来ます。
息栖神社の特徴として、入口の鳥居の二の鳥居から常陸利根川の方に歩いていくと川に面した一の鳥居と忍潮井があることが挙げられます。
忍潮井は男瓶、女瓶の2か所が一の鳥居の左右にあり、霊泉といわれがあるらしいです。
常陸利根川の河川敷から一の鳥居と二の鳥居を見ると以下のようになっています。水辺の鳥居の中に鳥居が見えるのは中々珍しいのではないでしょうか。
JR小見川駅へ
息栖神社からコミュニティバスにのって小見川駅まで移動します。バス停近くには日影がないので少し離れた木陰で待機してました。
バスは交通系電子マネー利用可能で199円となっており、所要時間は25分くらいです。このバスは先述のようにYahoo路線に登録ないので見落としがちですが、待機時間が少ないなら利用の価値は十分にあると思います。
小見川駅で千葉方面の電車を待ちます。こちらも本数が少ない上に、涼める場所が日陰くらいしかないので暑さに気を付けて待機しましょう。今回は25分待ちでした。
感想
タクシーという手段を使ったこともあり、意外と短時間で東国三社を回ることが出来ました。とはいえ他の人に訪問プランを聞かれたら観光バスなり自家用車・レンタカーを使うことを勧めるかと思いますが。
スキーしかり運転できないと色々制限出ること多いですね。運転できない勢としては自動運転の社会実装に期待したいところです。
非常に暑い中ではありましたが快晴の中で三社を見ることが出来たので満足です。鹿島神宮は修繕完了後にもう一度行きたいところですので、2026年以降のプランに加えておくことにします。
東国三社は国譲り関連、さらに鹿島・香取神宮には剣術など色々歴史があるので、掲示された解説見ながら歴史に思いをはせるのに良い訪問場所でした。