1泊2日で高野山へ旅行(宿坊:普賢院)に行ってきた

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12月の週末に和歌山県の高野山へ旅行に行ってきました。



行った場所や交通手段について記録しておきます。

高野山における交通事情

高野山への行き方は、最終的には南海電鉄を使うことになります。

  1. 大阪方面から
    1. 南海でなんば→橋本→極楽橋まで移動
  2. 和歌山方面から
    1. JRで橋本駅まで移動
  3. 極楽橋から
    • ケーブルカーで高野山駅まで行く
    • 高野山駅からバスorタクシーで中心部へ移動
  4. 高野山での移動
    • バスが1時間に1-2本程度なので要注意
    • 一応徒歩で動ける範囲ではある

なお、高野山駅から高野山中心部への移動については、徒歩での移動は禁止されている道路を通る形になるので、バスかタクシーを使うことになります。

高野山での移動については主要地点をバスが結んでいるのですが、1時間に1-2本くらいなので、上手く時間が合わないと辛いかもしれません。

私は結局バスは高野山駅への往復のみで使い、残りは徒歩で移動して回った形になります。

ただ、これは結構歩き回ることになったので(合計3.5万歩)、徒歩が万人に進められる訳ではないかと思います。

私は朝に高野山に入り、1日で一通り歩いて回って宿坊へ宿泊した後、翌朝に高野山を出発して帰りました。

実際は2日に分けて1日目は高野山の西部、2日目は東部と回るつもりでしたが結局1日で回り切れたので、早めに現地を出ました。

余裕をもって高野山に滞在するのであれば、1日宿泊して2日に分けて観光するプランが良いかと思います。

高野山 世界遺産きっぷ

高野山を観光するのであれば、南海電鉄が販売している高野山 世界遺産きっぷを使うと良いかと思います。

南海の指定駅から高野山までの往復のきっぷと、2日分のバスのフリー切符、霊宝間・金堂・根本大塔・金剛峯寺の割引券、お土産屋の割引券などがセットになっています。

私のようにバスは高野山駅との往復しか使わなくても、この4か所の割り引きを合わせると十分にペイできるものになってます。

バスを中心で現地を回るなら、なおさら推奨できる切符になっているかと思います。

販売は南海電鉄の各窓口で販売されているようなので、公式HPから販売箇所を確認しておくとよいでしょう。

私の高野山観光ルート

私が1泊2日で高野山に滞在したルートは次のようになりました。

1日目

  • 9時頃に高野山駅に到着
  • 女人堂でバスを降りる
  • 徳川家霊台へ
    • (これ以降徒歩)
  • 蓮華定院へ行ったが宿泊者以外拝観できず
  • 10時頃に宿泊先の普賢院で荷物を預ける
  • 霊宝館で1時間くらい滞在
  • 12時頃に養花天で昼食
  • 14時ごろに普賢院にチェックイン
    • 荷物を預けて出発
    • ナイトツアー参加の旨を伝えて夕食時間を早めてもらった
  • 根本大塔・金堂へ
  • 大門・助けの地蔵へ
  • 苅萱堂へ
  • 奥の院へ
  • 金剛三昧院へ
  • 16時30頃に普賢院へ戻る
  • 17:30に夕食
  • 18:30に普賢院から惠光院へ
  • 19時より奥の院ナイトツアー開始
  • 20:50に普賢院に戻る
  • お風呂に入る
  • 22時頃就寝

2日目

  • 6時起床
  • 7時から普賢院のお勤めと本尊・仏舎利見学に参加
  • 8時から朝食
  • 8:30にチェックアウト
  • バスで高野山駅まで移動し、帰路へ

観光スポット

ケーブルカー

極楽橋と高野山の往復はケーブルカーです。結構傾斜あるので乗り込む際は注意かもです。

女人堂

高野山駅からバスで移動して、一番最初にあるのが女人堂でした。

女人禁制時代の高野山では、ここで女性は引き返していたという場所になるようです。

ここから徒歩で移動して高野山各地を巡り始めます。

徳川家霊台

徳川家康、秀忠の霊台?なるものが並んでいました。

左右そっくりな建造物ですが、家康側には鳥居がありました。これは神様として祀られていることの差でしょうか。

霊宝館

霊宝館で常設展示されている物品は多いわけではないですが、快慶の四天王像など迫力がある仏像もありました。

1時間くらいで見て回れて、高野山での歴史の概要を知れるので、高野山の序盤で訪れておくとよさそうです。

なお、スリッパでの移動ということで冬場は足元が寒くなりがちなので要注意です。

金剛峯寺

金剛峯寺は内部撮影不可でしたので外観の写真を載せておきます。

中では弘法大師のエピソードに合わせた多くの襖絵などが展示されていました。

また、実際に利用されていたという炊事場なども保存されており、歴史を感じる場所でもあります。

養花天での精進ラーメンセット

養花天という喫茶店で精進ラーメンセット(1000円)を昼食にいただきました。

大量のキノコと野菜によるダシを使ったラーメンが非常においしかったです。

壇上伽藍・根本大塔・金剛峯寺中門

壇上伽藍・根本大塔・金剛峯寺中門は1か所にまとまっています。

壇上伽藍と根本大塔は入場料が必要なのですが、世界遺産きっぷの割引券を使う場合は中門近くの窓口で支払う必要があるので注意です。

この場所には数多くの建造物が集合していることもあり、非常に興味深いです。

特に仏教寺院にもかかわらず社が一緒に存在していることは不思議でもあります。

開山のエピソードに神様が関連していることからの習合でもあるのでしょうが。

金剛峯寺大門

高野山の西部に金剛峯寺大門が存在しています。

中門よりさらに大きい建物で、これだけぽつんとあるのが不思議な感じです。

高野山の昔の入口に存在する建造物ということで、今の交通ルートと重なっていないということなのでしょうか。

今は近くの道路を車が通っている感じの場所です。

この近くには助けの地蔵という場所もあるのですが、こちらは建物が閉まっているのかお地蔵様自体を見ることはできませんでした。

苅萱堂

こちらは高野山の東部、奥の院に行くまでの途中にある建物です。

石童丸と刈萱道心という方々の逸話が絵として紹介されている場所になります。

奥の院

今でも弘法大師が瞑想されている場所であり、数多くのお墓・供養塔が集まっている場所です。

一の橋ともう1つ別のルートがあるので、どちらも見て回れるとよさそうです。

色々な歴史上の人物、有名な企業の供養塔も多いので、色々見て回りながら歩くとよさそうです。

有名どころの供養塔などはGoogleMapなどに表示されているので、そちらを参考に見て回ると分かりやすそうです。

高野杉と古い供養塔に囲まれた場所を気温の低い12月に歩いたので、結構寂しげな雰囲気がありました。

御廟橋以降は撮影禁止です。

ご時世もあり、換気が出来ない地下法場は閉鎖されているようです。残念。

金剛三昧院

宿坊でもある金剛三昧院では有料で拝観が出来ます。

国宝である多宝塔など、建造物を見ることもできますし、3DビューアーにてWebより本尊を拝観することもできます。

奥の院ナイトツアー

高野山奥之院ナイトツアーとして開催されているものになります。

夜19-21時頃にかけて、お坊さんの案内の元、奥の院を一の橋から御廟まで行って帰ってくるツアーです。

昼間に行くのとは大分雰囲気変わりますし、何より本職のお坊さんの解説を聞食ことが出来るのがとてもよいです。

私が参加した日は日本語グループ、英語グループで15名ずつくらいで、それぞれを1人ずつのお坊さんが案内していました。

集合場所は奥の院に近い惠光院という宿坊で、ナイトツアー参加者の多くはこちらに宿泊されているようです。

案内されながら、移動中に色々質問ウェルカムという感じだったので、高野山の歴史や今のお坊さん達の生活など色々と参加者から質問が飛んでいました。

私も何回か気になった点を質問して色々教えて頂きました。

なお、12月の参加ということもあり気温は-2℃と寒かったので、防寒には気を付ける必要がありそうです。

宿泊先

高野山での宿泊はビジネスホテルなどは存在せず、宿坊というお寺と宿泊施設を兼用した場所に泊まることになります。

宿泊場所は結構な数がありますが、今回泊った場所は普賢院というお寺になります。

1日目夜に参加するナイトツアーではお寺の夕食・お風呂・門限時間との兼ね合いがあったので、そちらを満たす宿坊から選んだ形になります。

大体の宿坊は精進料理の朝夕食付、朝はお勤めへ参加可能という内容になっているようです。

普賢院は築100年を超える建物で、鍵のない和室、風呂トイレ別、隣部屋とは襖仕切りというお部屋でした。

古くはありますが、暖房が設置されていますし、トイレも水洗洋式で、特に不自由はなかったです。

鍵の都合上、貴重品の管理だけはしっかりする必要がありそうですが。

夜間は冷えるので、就寝時には暖房を切らずにそのまま寝た方がよさそうです。

こちらは夕食で、非常においしかったです。宿泊場所とは別の場所に案内されて頂く形になります。

観光前に荷物を預かってくれたり、ナイトツアー参加で夕食時間をずらしてくれたりと色々お世話になった良いお寺でした。

翌朝の勤行や本尊拝観・仏舎利拝観・マニ車体験なども新鮮でした。

帰宅後1週間くらいに挨拶のハガキが来たことにも驚きました。

普段ビジネスホテルばっかり泊っているので意識していませんでしたが、お寺の宿泊ということで色々と気を配っていただいているのだとも感じます。

滅多にない機会ですし、宿坊への宿泊は私にとっては非常によい経験でした。

12月の高野山での服装

私が滞在したタイミングは日中2℃、夜だと-2℃くらいでした。

現地の人曰くこれでも12月中では温かい方で、12月中に積雪があることも珍しくないようでした。

当日は以下のようなモンベル尽くしの服装で問題なかった感じです。

  • 上半身: ジオラインM.W. + ロングTシャツ + U.L.サーマラップジャケット
  • 下半身: ジオラインM.W. + ジーンズ
  • 足回り: メリノウールアルパイン + レインシューズ
  • 首回り: ジオラインL.W.バラクラバをマフラー代わりに

U.L.サーマラップジャケットは今月買ったばかりでしたが、しっかり機能してくれました。

高野山旅行の乾燥

最初は2日に分けて観光する予定だったのが、意外と徒歩で回れてしまったのでほとんど1日目で見て回る結果になりました。

その結果1日目だけで3.5万歩ほど歩き回って非常に疲れました。

ただ、多くの歴史的建造物を見て回れたこと、お坊さんから色々お話を聞けたこと、宿坊での宿泊、精進料理など数多くを楽しむことが出来ました。

総じて非常に満足度の高い場所だったと思います。

また別の季節に行ってみてもいいかもしれません。

ちなみに2日目は早めに帰路に就いたので、午後の空いた時間で和歌山城観光して帰りました。

まとめ

  • 高野山へ1泊2日の観光旅行へ行ってきた
  • 非常に満足度の高い場所だった
  • また季節を変えて行ってみたい