MoneyForwardでモバイルsuica連携をモバイルsuica IDからJR East IDにする手順と注意事項
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以前からApplePayでモバイルsuicaを利用して、suicaをヘビーに使っていたのですが、MoneyForwardでの自動家計簿に問題がありました。
一言で言ってしまえば、毎回手動更新と画像認証をするのが面倒だったということなのですが、今回これが解決しました。
その解決方法をまとめておきます。
MoneyForwardとモバイルsuicaの連携について
Suicaは首都圏であれば利用できる店舗も多いため、非常に便利な電子マネーです。
また、MoneyForwardも電子マネーとクレジットカードを駆使することで手間なく自動で家計簿を付けることができる便利なサービスです。
本来電子マネーであるsuicaとMoneyForwardは相性が良いはずなのですが、以下の記事に挙げるように、次の問題点がありました。
- 利用履歴が「交通費」or「物販」としか残らない
- 毎日手動更新と画像認証をしないとデータを連携できない
この問題も許容して使用し続けていたのですが、モバイルsuicaの連携がシステムトラブルで1週間ほどうまくいかなかった時期があり、その時に再調査したところ、後者の問題の解決方法が判明しました。
その手順をまとめておきます。
モバイルsuica IDでなくMy JR-East IDを使いましょう
モバイルsuicaを登録する際に、おそらくモバイルsuica IDというもので通常はユーザー登録をしていると思います。
そのため、MoneyForwardでもこのモバイルsuica IDを連携に使用してしまうケースが多いと思うのですが(私もそうでした)、今回はこちらを使いません。
My JR-East IDという、JR東日本系の統合サービスIDを利用します。
そのため、このIDがない方は公式サイトから新規に取得するか、Viewカード発行時に登録しているのであればIDを探しておきましょう。
また、このMy JR-East IDからモバイルsuicaとの連携を実行しておく必要があるので、こちらも実施しておきましょう。
MoneyForwardでの移行手順
さて、My JR-East IDの確認が取れたら、MoneyForwardでの移行手順に移ります。
ここで、以下の2つの場合に分けて手順が変わりますので、それぞれ説明します。
- モバイルsuicaを利用して6か月以内の場合
- モバイルsuicaを利用して6か月以降の場合
この条件で分けているのは、MoneyForwardの現在の仕組みではIDの移行による履歴の引継ぎができないことに起因しています。
そのため、連係解除→新規登録もしくは、口座凍結→新規登録のどちらかの手段をとる必要があります。
モバイルsuicaを利用して6か月以内の場合
まだモバイルsuicaの利用経歴が短いのであれば、My JR-East IDでの移行においても、それ程手間はかからないかと思います。
MoneyForwardの口座編集画面より、モバイルsuica(モバイルsuica ID)を削除し、モバイルsuica(My JR-East ID)を新規連携すればよいです。
ただ、1点気を付けたい のは、新規登録した利用履歴は、カテゴリ訳が全くされていないという点です。
これまでの利用で食費、交通費など「物販」の記録を仕訳てきても、その経歴は一切反映されません。再度登録しなおす必要があります。
これが面倒だという人は次に説明する手順で履歴をそのまま引き継ぐとよいかもしれません。
モバイルsuicaを利用して6か月以降の場合
モバイルsuicaの利用履歴が長期の場合、My JR-East IDでの新規口座登録では、古い履歴が残らないという問題があります。
JR東日本のサーバーにある利用履歴が最新の数か月のものしか保存しないことが原因だと思われますが、これはどうしようもありません。
そこで、以下のような手順を経ることで利用履歴を残したままIDの移行を行います。
- モバイルsuica IDの最終取得日時を記録して、口座凍結する。(残高0になる)
- My JR-East IDで連携
- パスワード入力画面の下の方にある連携開始日を選択
- モバイルsuica IDの最終取得日時の翌日から開始とする
上記はiOSアプリでの移行手順なので、端末によっては位置や方法が少し違うかもしれませんが、基本的にはモバイルsuica IDの凍結と、My JR-East IDで日時指定をして新規に登録という手順でよいはずです。
まとめ
- モバイルsuicaとMoneyForwardの連携についての知見をまとめた
- モバイルsuica IDよりMy JR-East IDの連携の方が使い勝手がよい
- 移行には、モバイルsuicaの利用期間に応じて場合分けが必要