6/21の夕方に起きる部分日食の撮影に、以前から欲しかった便利ズームのLUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 II ASPH./POWER O.I.S.と、合わせて太陽撮影用NDフィルタのmarumi DHG ND-100000 58mmを用意して撮影に挑戦してみました。

私の環境では、約2時間の日食時間中はほとんど曇りで、最後の30分に少し日が覗く程度でしたが、どうにか1枚日食の写真を撮影することが出来ました。

機材の購入から撮影まで含んでいるので、大分記事は長めです。

日食の事前調査

GoogleMapで自宅の緯度、軽度を調べたのち、国立天文台の日食各地予報のサイトから、今回の日食の情報を調べます。

日食の開始・終了時刻や、最大食の時刻とその割合、太陽の見える方位などの情報を得ることが出来ます。

そして、tenki.jpから自宅周辺の天気を調査したところ、晴れ時々曇りとなっていました。

雲が多くて撮影できない可能性もありそうでしたが、雨で望みすらない、という状況は避けられたので、あとは幸運を祈るばかりです。

必要機材の準備

望遠レンズの選定

以前利用していたE-PL5のキットレンズの40-150mmを所持していたのですが、利用回数が皆無で、年1で花火を撮るかとらないか、という程度だったので既に手放してしまいました。

自分の状況だと望遠レンズは利用機会が皆無で、利用したい機会である旅行で使おうにもレンズの付け替えと荷物が増えることが手間で、結局利用しないという状況でした。

そんなこともあり、以前から旅行時に使える便利ズームが欲しく、Lumixの14-140mmの防塵防滴リニューアル版が発売されたころから狙っていました。

そんな中で日食という丁度よい理由もできたことのなので、購入を決めました。

一応、Lumixのm4/3の望遠レンズにどんなものがあるか調査だけは下のが下記のリストです。

  • LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 II ASPH./POWER O.I.S.
    • 以前から欲しかった便利ズーム
    • マップカメラ: 57020円
    • フィルター径: 58mm
    • 防塵防滴
  • LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S
    • マップカメラ: 20460円
    • フィルター径: 52mm
  • LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
    • マップカメラ: 30430円
    • フィルター径: 46mm
  • LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6 II/POWER O.I.S.
    • マップカメラ: 37053円
    • フィルター径: 52mm
    • 防塵防滴
  • LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 II/POWER O.I.S.
    • マップカメラ: 59790円
    • フィルター径: 67mm
    • 防塵防滴

ざっとこんなところでしょうか。

太陽の撮影では最低でも35mm換算300mmは欲しいようで、m4/3だと150mmあたりになりますね。

天体撮影だと100-300mmが都合がいいでしょうが、先も述べたように私の利用環境だと利用頻度が相当低くなりそうです。

やはり、望遠レンズとしても使える14-140mmの便利ズームを購入しておき、普段は旅行などで、天体や花火撮影には望遠部分を活用、というのが私の利用環境では適切そうです。

あとは普段愛用しているLumix G Vario 12-60mm/f3.5-5.6とフィルター径が同じ58mmというのも使いまわしが利いて便利そうでした。

NDフィルターの調査

上記サイトによると、太陽の撮影にはNDフィルタで10000くらいは欲しいようです。

太陽専用だとND100000、それ以外でも流用を聞かせ鵜ならND8とND1000など、2枚を組み合わせて光量を調整するようです。

太陽専用NDフィルタはmarumiとkenkoがそれぞれND100000で発売しているようでした。

太陽用を買うか、それ以外を2枚買うかは悩むところでしたが、中途半端に共用できるようにして、どちらの用途にも使いづらいとなるよりは、専用のものを用意したほうが満足度は高いだろうとして、今回は太陽専用のものを買うことにしました。

日中や花火撮影用のNDフィルタについては、撮影したいものに合わせてまた別途購入を検討しようと未来の私に先送りします。

そしてmarumiとkenkoのどちらのNDフィルタを買うかですが、単純に安くて納期も安定していたmarumiの方を選択しました。

  • marumi DHG ND-100000 58mm
  • kenko 58S PRO ND100000

保護フィルタ

これはいつも購入しているHakubaのXc-proを利用します。

Amazonだとかなりコスパがよく、撥水防汚の薄型フィルタであるにも関わらず、だいぶ安いのでいつも使っています。

日食グラス

ついでに裸眼確認用に購入しておきました。

Vixenの日食グラスです。

結果的には、曇りだったこともありほとんど見えず、かろうじて見えても私の視力では欠けていることは視認できませんでした。

三脚

普段から使っている、VanguardのVeo253ABを使います。

リモートシャッター

物理的なリモートシャッターは所持していませんが、Panasonic Image Appを利用して、スマホから遠隔でシャッターを押します。

購入した機材の確認

14-140mm、NDフィルタ、保護フィルタ、日食グラスの4点です。

LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 II ASPH./POWER O.I.S.

保証書、説明書、本体、ポーチ、レンズフードが同梱されています。

意外と重量もそれほどなく、最短時だと思ったより大きさはない印象です。

レンズフードは12-60mmの純正レンズフードと比べると若干大きめでした。

付属するポーチの大きさにはかなり余裕があります。

Hakuba 58mm XC-pro

箱の内側に説明が記載されているのですが、完全に箱をばらさないと閲覧できないみたいでした。

14-140mmへ装着してみました。

試し撮りした限りでは大きな問題はなさそうでした。

marumi DHG ND-100000 58mm

太陽専用のNDフィルタです。数値の大きさから如何に太陽が明るいかがよくわかります。

利用対象の14-140mmはフィルター径58mmなのでステップアップ・ダウンリングなしで装着が可能です。

太陽撮影専用と記載されており、撮影ガイドも付属しています。日本製らしいです。

中身は記載通りガイドとケース入りNDフィルタです。

ケースは結構厳重です。 これほど濃いNDフィルタになると、屋内ではとても透かしてみることはできません。

xc-proと一緒に装着してみました。周りに金文字でフィルター名と、Made In Japanが記載されています。

xc-proの保護フィルタと同時に装着すること自体は問題ありませんが、ケラレとかの確認は屋内では無理そうです。

とはいえ、太陽を撮影するなら周囲にケラレがあったところで、撮影対象の太陽は中心となり、他はかなり暗くなるのでケラレていることさえ判断しようもない気もしますが。

12-60mm/f3.5-5.6と14-140mm/F3.5-5.6の比較

大きさを比べてみると、最短時は大きさはそこまで変わらないようです。
(12-60mmは保護フィルターあり、14-140mmは保護・NDフィルター2重)

太さは若干14-140mmの方が太いです。

また、12-60mmと異なり、14-140mmには側面にPowerOISのOn/Offスイッチが存在しています。

望遠時は14-140mmの方が長くなります。

Vixen 日食グラス

本体と日食を見る際の注意事項がかかれた説明書の2点が入っていました。

本体は厚紙製となっていて、裏の黒い面が顔側になるようです。

説明書には、日食を見る際は帽子と併用するように書かれています。

14-140mmの撮影テスト

上記の日食グラスの撮影に14-140mmを用いてみました。

問題なく撮影自体は行えましたが、少し気になったのはモーターの動作音です。

AF時だけでなくてDualIS用なのか、平常時も常に音がしています。

同じくモーター音のしていたLeica 15mm/f1.7より目立つ感じです。

自分しかいない屋内の撮影だったので、雑音環境では気にならないとは思いますが。

14-140mmへの感想

大きさは12-60mmとそこまで変わらないので旅行時なども問題なく使えそうです。

広角側が2mm差があるのは気になるかもしれませんが、望遠側との兼ね合いで、旅行先で風景多めなら14-140mm、屋内多めなら12-60mmと持って行くレンズを切り替える感じでしょうか。

あとは花火など、たまに望遠を用いる機会も合わせて14-140mmを活用していきたいですね。

いざ撮影

それでは6/21の日食当日の撮影に臨みます。

雲がいっぱい

先にも述べた通り、日食の2時間のうち、前半1時間半ほど曇りで、ひたすら日が覗くのをお祈りしていました。

暇だったのでNDフィルタを試したのが次の写真です。上記に比べてかなり光量が落ちましたね。

ようやく日が出始めた!

そんな中、ラスト30分で日が覗き始めました。

慣れない設定をあれこれ弄りながら、どうにか日食の撮影を試みます。

何とか取れた一枚がこちらです。

結局日食がはっきりわかるように取れたのはこの一枚だけでした。

トリミング版

上記写真のトリミング版です。左側が円形に欠けていることがはっきりわかります。

他の写真は光量を落とし切れていないか暗すぎるかで、太陽の形が分かる者はありませんでした。

反省

曇りがちであったものの何とか1枚日食の形が分かるように取れたのはよかったです。

ただ、設定に手間取って僅かなチャンスでもたついたのはちょっと反省点ですね。

今度は本番前にNDフィルタを使った光量調整の設定を確認しておきたいところです。

まとめ

  • 便利ズーム、NDフィルタを用意して部分日食の撮影に挑戦
  • ほとんど曇りで、撮影できた時間はわずか
  • なんとか1枚日食の写真を撮影できた