現在使用しているノートPCは2013年購入のVaio T11(SVT1113AJ)なのですが、どうにも発熱が目立つようになってきました。

SSDモデルではあるのですが、ふとした時にSSDの温度が50度を超えることも珍しくありません。

そろそろ替え時かなと思わなくもないのですが、いい機会ですし分解清掃を行って冷却効率が改善しないか確かめてみることにします。

もし分解でおかしくなっても5年使い続けれたのであれば十分でしょうし、それに一度ノートPCの分解清掃は個人的に興味があります。

対象となるノートPC

  • Vaio T11(SVT1113AJ)
  • 購入日: 2013/06
  • Mem: 8GB
  • OS: Win8 → Win10 へアップグレード
  • Core i7-3537U (@2GHz)
  • SSD 256GB
  • 合計92800円

現在の問題点

この5年間の使用で発生した問題点は大きく次の2つ。

  • Cドライブ容量がぎりぎり
    • Win8.1、10へのアップグレードを経たせいか大分容量がきつい
  • 発熱
    • SSDが常時40℃、負荷もかかれば50℃ということがしばしば
    • 底面を持つだけで熱くなっていることが分かる

解決策

上記問題点の解決策は次の2つになります。

  • SSDを500GB程度へ換装
  • CPUファンなどの掃除

順番としては分解清掃ができそうか確認をすることが手始めとなりそうです。

そして清掃が問題なく完了し、SSDの換装も出来そうということになればSSDの入れ替えを行う形でしょうか。

今ならSSDは500GBでも1万円程度で購入できそうですし、PC買い替えよりは低コストかもしれません。

ともあれまずは分解清掃をしてCPUファンを中心に清掃を行い、冷却効率が改善するか確認することにします。

清掃前の確認

バックアップ

まずはNASにノートPCから必要なデータのバックアップを行っておきます。

分解手順の確認

Vaio T11については実際に分解途中の写真を公開されている方がいたので参考になりそうです。

また上記3番目のサイトでは、Vaio T13ではありますが、分解動画をアップロードされている方もいたので、特にカバーを外す際の力加減などの参考になりそうです。

清掃開始

それではいよいよ分解に移ります。

事前清掃

分解前に軽く隙間よりエアダスターを吹きかけましたが、ファンの排気口から少し埃が出る程度でした。

バッテリー取外し

硬貨を使って3点ねじを回しバッテリーを取り外します。

ねじはバッテリーに付属しているので、ねじそのものはバッテリーから分離できないみたいです。

ある程度回したら自然に外れますが、100円硬貨だと噛み合わせが悪かったです。

大型のマイナスドライバーがあればそちらを利用した方が楽かもしれません。

HDDケージ取外し

プラスねじを使って3点の固定を外せばHDDケージのカバーが外れます。

SSDはmSATAということもあってか、SATA接続のこのエリアには何も入っていませんでした。

また、右側にSamsungのM471B5273FDH0-YK0という4GBx2のメモリが刺さっていることが確認できました。(PC3L-12800S-11-11-F3)

この辺りへの埃の付着も皆無です。

次にHDDケージを取り外します。左上、左下、右下の3か所のねじを外すと取れました。

カバー取外し

いよいよカバーの取り外しを行います。これからが本番なので細心の注意を払いながらやっていきます。

まずはバッテリーに隠れていた銀のねじ2つ、ヒンジ付近の黒いねじ6つ、HDDケージ右上の黒いねじ1つの合計9個のねじを外します。

次にバッテリーを下に見て右下よりツメを外していきます。

はじめは手古摺りますが力をかけすぎないように慎重に、底辺の一部が浮いたらマイナス差し込んで、底辺すべてを浮かせていきます。

続いて右辺を慎重に外します。

その次はヒンジ周辺を外していきますが、特に左ヒンジ、左辺はかなり外しずらいので慎重に。

ヒンジを含めた上辺が終了したら徐々に左にカバーをスライドさせて左辺のインターフェース部分を外して取外し完了です。

内部確認

カバーの取り外しが完了したので内部の確認を行います。

SSDは、mSATAでTOSHIBAのTHNSNS256GMCPが装着されていることを確認しました。

CPUクーラーはそれなりに埃が付着しているようにも見えます。

CPUクーラー取外し

CPUクーラーを取り外して清掃を行います。

電源ピンを抜き、黒いねじ3つを外すとファン本体が、銀のねじ3つを外すとヒートシンク部分が外れます。

そして取外したファンをエアダスターで掃除します。

CPUグリス塗り直し

続けてCPUファンおよびCPUのグリスをふき取り、新たにグリスを塗りなおします。

使用するグリスはCryorigのCP15です。

メインPCで使用しているCryorig M9iに付属していたこともあり、しばらくこのグリスを使い続けています。

多少コンデンサらしきものの背面にグリスが付着してしまいました。

ちゃんと起動してくれるか不安が残ります。

ともあれこれで清掃作業は終了です。

再装着

清掃後はCPUファン、カバーと順に取り付けていき、元の状態に戻しました。

起動確認

グリスの塗りこぼしがあったので起動するか不安ではありましたが、無事に起動してくれました。

これで分解清掃の完了と、動作確認ができました。

その後

暫くノートPCを使用してはいますが、発熱に変化はそれほどないように感じています。

多少ファンの回転音が変わったかな、という程度です。

冷却効率自体は構造上の問題ということで仕方ないということでしょうか。

まとめ

  • Vaio T11(SVT1113AJ)の発熱が目立つようになった
  • 分解清掃を行い、内部清掃とCPUのグリスを塗りなおした
  • 発熱の改善は見られなかった
  • 多少ファンの回転音は変わったように思える

今回の清掃にはお気に入りのエアダスター(DGC-JB8)を使用しました。

また、CPUに塗りなおしたグリスは以下のCryorig CP15となっています。